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【意外】ターメリックの代用になる香辛料6選!キッチンの必需品は?

カレーにとって不可欠な存在の「ターメリック」は、カレー料理の色鮮やかさの秘訣です。しかし日々カレーを楽しむわけではないため、ターメリックをストックしておくことは少ないかもしれません。

そして、レシピに必要な時に限って「ターメリックがない!」という状況に直面することがあります。そんな時、他のスパイスで代用できる素晴らしい選択肢が存在するのです。

ターメリックが手に入らない時に活用できる代替スパイスのリストをご紹介しますので、次回カレー作りの際に試してみてください。

ターメリックの特性と用途

ターメリックは、ショウガ科の植物の地下茎を乾燥させたものであり、土っぽい香りとほのかな苦味がその特長とされています。ショウガと比較して辛さが控えめで、幅広い種類の料理に活用しやすいスパイスとなっています。

主に、料理に黄色みを与える目的で使用され、ターメリックライスがその好例です。少量を加えるだけで、料理がより鮮やかに映え、特にエスニック料理には欠かせない存在です。

多量に使用すると苦味が強まるため注意が必要ですが、ターメリックを使わないと料理にコクが欠けることになります。

この独特なスパイシーさと苦味が料理に大きな影響を与えるため、他のスパイスに置き換える場合には、色づけの効果だけではなく、香りや風味も考慮することが重要です。

ターメリックの最適な代用品6選

ウコンについて

体のサポートになる「ウコン」は、さまざまな形で利用されており、特にドラッグストアで見かけるウコンドリンクはその代表例です。

ウコンは国内でよく知られている呼び名ですが、実際にはターメリックとも称され、同一の成分を指します。日本と海外で名称が異なるためややこしいのですが、実質的には入れ替え可能です。

ウコンにはいくつかのバリエーションがあり、「春ウコン」、「秋ウコン」、「紫ウコン」、「黒ウコン」という四つの種類が存在します。この中で「秋ウコン」はターメリックと同じ種類に当たります。春ウコンは苦みと辛さが特徴の黄色いウコンで、「ワイルドターメリック」と呼ばれることもあります。

さらに、紫ウコンにはクルクミンが含まれておらず、独特の苦味と清涼感があるため、ターメリックの代用とするのは適していません。

もう一つ、黒ウコンは「黒ショウガ」とも称され、その香ばしくスパイシーな風味は他の香りづけの代わりとしても良いでしょう。

カレー粉の魅力

手軽に本場の味を出せる「カレー粉」は、多くのキッチンで愛されているスパイスエッセンスです。ドライカレーやカレーフレーバーをもつコロッケ、さまざまな炒め物にも活用され、カレールーだけではなくカレー粉も常備している家庭は数多く存在します。

その魅力の秘密は、クミン、コリアンダーナツメグガラムマサラ、カイエンペッパーなど、いくつものスパイスが絶妙にブレンドされている点にあります。特に、ターメリックには、カレーの特徴的な味わいとカラーリングが大きく依存しており、この微妙な風味がカレー粉の存在感を高めています。

他のスパイスを補完し、エスニック料理を手軽に楽しませてくれるカレー粉ですが、使用すると料理がカレー風になってしまう点は注意が必要です。それでも、カレー風味が良く合う料理なら、カレー粉をウコンの代わりとして取り入れることもおすすめの選択肢と言えます。

クミンの使い方

クミンは独特の強い香りとアースな味わいが特徴のスパイスで、中東やインド、ラテンアメリカ料理に欠かせない香辛料です。種を乾燥させて全体または粉末状にして使用され、料理に深みと辛味を加えることができます。

特にカレーやタコス、チリコンカーンなどの料理には欠かせない要素であります。クミンは他のスパイスと組み合わせて使われることが多く、コリアンダーやチリパウダーと相性が良いです。

の強烈な風味は、料理に独特の風味とキャラクターを与えるため、多くの料理で重宝されています。

サフランについて

サフランは、豊かな香りと色付けで知られるスパイスです。特に、パエリアやブイヤベースのような料理には欠かせず、米や海の幸と組み合わせることでその真価を発揮します。

このスパイスは、サフランの花の雄しべを乾燥させたものであり、独特のエキゾチックなフレーバーと鮮やかな黄色が魅力です。ターメリックと類似した使い方をすることもできますが、非常に強い香りのため、使う量には注意が必要です。

サフランの大きな欠点は、その値段の高さにあります。その理由は、サフランの花からの収穫量が少なく、手作業での収穫が必要不可欠だからです。

もし手持ちにサフランやウコンがない場合は、新しくウコンを購入するか、他の代替品を検討することで、コストパフォーマンスを考慮した料理が可能になります。

クチナシの実の用途

クチナシの実には食品を鮮やかな黄色に染める力があるため、たくあんを彩る際に使用されています。

また、お正月のおせち料理に含まれる栗きんとんを黄色くするのにも役立ちます。

食品に黄色い色味をもたらすこの実は、ウコンと同じような用途で使えますが、スパイシーな風味や香りは持ち合わせていません。

しかし、その無臭さが扱いやすく、ウコン特有の強い香りや苦味を気にすることなく使えるという利点があります。

価格もサフランと比較して手頃であり、代替品としての使用に適している点も魅力の一つです。

パプリカの魅力

パプリカは、甘みとマイルドな辛味が特徴の香辛料で、ビタミンCやカロテノイドが豊富です。このスパイスは、赤ピーマンを乾燥させ粉末状にしたもので、料理に美しい赤い色を加えると共に、独特の甘みと軽いピリッとした風味をもたらします。

主にヨーロッパやアメリカの料理で使用されることが多く、パプリカン、肉料理、野菜料理、ソースの色付けや味付けに利用されます。加熱すると甘みが増すため、煮込み料理にも適しており、料理の見た目と味の両方を豊かにします。

ターメリックを代替する食材で作る簡単料理ガイド

クチナシの実を使うことで味わいを加える方法

想像してみてください、絵画を描く際に限られた色の中で新たな色を作り出すように、クチナシの実を使うことで、パエリアに一風変わった味わいを加える方法をお伝えします。

【調理手順】

  1. はじめに、クチナシの実を半分にカットし、コンソメと白ワインを加えた水を用意した鍋に入れ、沸騰させます。
  2. 続いて、様々な魚介類を投入し煮込みます。それが済んだら、先に炒めたお米と合わせて一緒に調理します。
  3. 最後に、すでに準備しておいた具を盛り付け、炊きあがったパエリアにレモンやパセリを散りばめれば完成となります。

サフラン風味のご飯の調理法

今回は、エキゾチックなサフランを使ったご飯の作り方をご紹介します。手順は以下の通りです。

  • まず、お米をしっかりと洗ってから炊飯器にセットします。
  • 次に、適量のサフランを加え、20分ほどそのまま放置し、きれいな黄色を引き出します。
  • サフランが水に色をつけたことを確認した後、お米を軽くかき混ぜ、いつもの方法で炊飯を行います。

上記の手順で、風味豊かなサフランライスの完成です。食卓に彩りを加えてくれるでしょう。

総括

ターメリックは独特のアースのような香りとやや苦い味わいが特徴で、料理に明るい黄色を加える能力を持っています。

含有するクルクミンには様々な効果があるため、これに代替となるものを選ぶ際は、成分内容を念頭に置くべきです。ターメリックの代用として推奨されるのは、以下の6種類のスパイスです。