不意に気づけば衣服が茶色く汚れていて、洗濯しても落ちにくい経験ってあるのではないでしょうか。これの大きな原因となるのが錆です。しまったと思うような手強い錆のシミ、家庭で簡単に取り除けたら便利だと感じませんか?家庭で試すことができる秀逸なアイテムの中でも、オキシクリーンは特に効果を感じました。やはりオキシ漬けは強いです。
しかしながら、どうしても取れない頑固な汚れも存在しますので、そうした場合は諦めて、クリーナーに相談することをおすすめします。プロの手を借りる際は、錆やシミをしっかりと落としてくれるところを選びたいですよね?
シミ抜きに特化した宅配クリーニングであれば、錆の除去も念入りに行ってもらえるでしょう。特に手強い油のシミなどにもプロは対応してくれるため、どうしても錆が落ちない時は利用してみる価値があります。
さて、自宅でチャレンジする場合は、手元にあるものを活用して、洗濯前の下処理として錆によるシミに着目することになります。今回はそのシミ取りに有効とされる製品3種類を使った手軽な錆落としの方法をご紹介します。それぞれの製品を活かした効果的な使い方を見ていきましょう。
服・衣類のサビ・染み対策にオキシクリーンが有効
オキシクリーンと聞くと、多くの方が耳にしたことがあるでしょう。海外からの商品が多くなり、日本でも広く知られるようになりました。粉末状の漂白剤です。オキシクリーンは、特に漂白剤の中でも粉末タイプが高い漂白力を持つとされていますので、錆のような染みにも期待できます。
しかし、オキシクリーンを取り扱う店舗が限られているかと思われがちですが、その点はご安心ください。実は100円ショップで手に入ることがあります。ただし、厳密には「オキシクリーン」と同じブランドであるわけではありません。「オキシウォッシュ」という名前のものでも、洗浄効果はほぼ同等のようです。
さて、このオキシクリーンをどのように使うと効果的かというと、答えは「浸け置き洗い」にあります。この製品は元々洗濯用漂白剤として開発されており、色柄物の衣類にも使えます。ただし、漂白剤なので、白い衣類に使用するとその効果がより分かりやすくなります。ただし、水洗いできない素材には使用を避けるべきですので、洗濯表示を事前に確認してください。
使用方法としては、40度程度のお湯に適量のオキシクリーンを混ぜて「オキシクリーン水」を作り、そこに錆しみのある衣類を数時間浸け置きます。もし数時間経過してもしみが取れなければ、さらに長い時間の浸け置きは効果がほとんど変わらないでしょう。その後は洗濯機で充分にすすぎ洗いをしましょう。錆しみが落ちれば一瞬で明白になります。
オキシクリーンは汚れに対して強力な漂白作用があるため、衣類の汚れで困っている場合には一度お試しいただく価値があります。また、黄ばみ予防や消臭効果も期待できるため、日常生活の様々な汚れに効果的です。液体漂白剤では物足りなさを感じた方は、ぜひこの粉末漂白剤をお試しください。
服に付いた錆のシミには重曹が効果的!
衣類に染みついた錆は、生地の深くまで浸透し、シミを作ります。ただ洗濯機で洗うだけでは容易には落ちません。洗濯機で繰り返し洗っても、シミにはほとんど変化が見られないでしょう。そんな時は、重曹と水を混ぜたペーストで対処しましょう。
まずは重曹に水を加え、ペースト状になるまでよく混ぜます。重曹と水の比は、「3:1」から「4:1」が適量です。ペーストができたら、そのペーストを汚れがある部分に塗りつけます。歯ブラシを使うと、重曹が繊維にしっかり届き、錆のシミを効果的に落とすことができます。
ただし、塗布する素材によっては生地がダメージを受ける恐れもあるため、歯ブラシを使う際には慎重に行いましょう。特に繊細な生地の衣服に使用する場合は、注意が必要です。また、水洗いできない革製品やシルクなどの素材にも、洗濯表示を確認しましょう。
重曹を塗布した後は数時間放置し、シミが薄くなっていることを確認してから、すすぎ洗いを行います。洗濯機に通常通り洗剤を使用し、最後に太陽の下でしっかり乾燥させれば、衣類の仕上がりを確認できます。
衣類のサビ汚れをクエン酸で対処するコツ
皆様にお伝えしたいのは、衣類についたサビ汚れをクエン酸を用いて下処理する方法です。具体的には「浸け置き洗い」が非常に有効です。先にご案内した重曹は塗布することで効果を発揮しますが、掃除にも使われるクエン酸は浸け置きこそがキーポイントなのです。
ではここで、クエン酸水の作り方をご説明します。約40℃の温かい水に、5%の濃度になるようクエン酸を溶かしてください。その溶液にサビシミがついた衣服を入れ、数時間放置します。定期的にシミが取れているか確認し、満足できる仕上がりになったら、後はすすぎ洗いを行います。
なお、シミが頑固な場合の秘策としては、クエン酸に加えて同量の重曹を加える方法があります。これにより、さらに効果が期待できるでしょう。
また、クエン酸が手元にない場合でもご安心ください。家庭で手軽に試せる代用品として、お酢やレモン汁が挙げられます。これらも酸性を持つため、シミ取りに効果的です。使用方法は簡単で、綿棒を使ってシミに直接塗布し、その後すすぎ洗いをします。
ただし、お酢やレモン汁は独特の香りがありますので、使用時には衣類への影響に注意しましょう。
最後に、これまでの方法で落ちないしつこい汚れには、クエン酸をペースト状にして塗布する試みもご提案します。いかなる場合も、処理後のすすぎ洗いと、太陽の下での自然乾燥をお忘れなく。
総括:衣類のさび汚れの落とし方
衣類についたさび汚れを除去する方法についての内容はいかがでしたか?重曹やクエン酸は最近では一般的に、家庭での油や水垢の掃除に用いられています。これら身近な物質が、衣類についた頑固なさびも取り除く可能性があるのです。
重曹やクエン酸で浸け置き洗いをしても、またはペーストを塗っても落ちない場合がありますね。そんな時こそ、粉末漂白剤「オキシクリーン」の出番です。液体漂白剤に比べ漂白効果が高く、さびの染みだけでなく、多様な汚れに対しても効果を示します。
これまでどの洗剤を使っても十分な結果が得られなかったという方も、この3つの洗剤を適切に使用すれば、さび汚れが落ちるかもしれません。ただし、使用する前に必ず洗濯表示をチェックしましょう。
不安がある場合は、大切な衣類を使う前に、失敗しても問題ない衣服で試してみると良いでしょう。それでもさびが取れない時は、プロのクリーニングへの依頼が最適です。
プロに依頼するなら、さびや他のシミを徹底的に取り除く店を選ぶことをおすすめします。シミ抜きに特化した宅配クリーニングなら、さび取りも徹底して行ってもらえる可能性があります。普段取れない油汚れなどもプロがきれいにしてくれるので、さび汚れでお困りの際はぜひ利用してみてください。