谷津バラ園は、京成電鉄が1957年に設立した後、1988年からは習志野市が管理している人気のある公園です。
この園内には約12,600平方メートルの敷地に、800の異なる種類のバラが7,500本も植えられており、華やかな噴水がそれを引き立てます。
展示されているバラたちは、名誉ある品種や歴史的背景を持つ原種を含んでおり、見る者を魅了します。
バラの花が見頃を迎えるのは、年に二回。5月の中旬から6月の下旬、そして10月の中旬から11月の下旬が最も美しい季節です。
この期間中は園内が訪れる人々で溢れかえります。特に6月15日の県民の日には、入園料が無料となる恩恵を受けることができます。
谷津バラ園2024年の開花状況と見頃について
谷津バラ園で楽しむことができるバラの花の見頃は、おおよそ以下の通りです。
- 春のバラ：5月の半ば～6月の半ば
- 秋のバラ：10月の半ば～11月の始め
ただし、毎年の気候の変動によって花の開花時期は少し変わる可能性があります。
この地域特有の穏やかな気候のおかげで、谷津バラ園のバラの花は年々、開花が早まる傾向を見せています。
実際に、2023年では6月初旬に遅咲きのバラがピークを迎えた記録があります。
そして2024年の6月10日頃では、同園の遅咲き品種が見頃を迎えている状態です。
谷津バラ園の基本詳細情報2024
谷津バラ園は、四季折々の美しいバラ鑑賞ができる人気のスポットです。来場される予定の方は、以下の基本情報を確認してください。
開園時間
それぞれの季節によって開園時間が異なりますので、お出かけ前にチェックが必要です。
- 5月1日～6月30日は 8:00～18:00
- 7月1日～9月30日は 9:00～17:00
- 10月1日～11月30日は 8:00～17:00
- 12月1日～翌年4月30日は 9:00～17:00
休園日
定例の休園日に加え、特定の期間もお休みとなるので、ご注意ください。
- 毎週月曜日（祝祭日の場合は翌日）
- 年末年始の12月28日～翌年1月4日
- ただし、5月、6月、10月、11月は休園しない
入場料金
季節と年齢によって料金が異なりますので、該当する料金を確認してください。
- 5月1日～6月30日：高校生以上550円、65歳以上250円、中学生以下無料
- 7月1日～8月31日：高校生以上250円、65歳以上100円、中学生以下無料
- 9月1日～9月30日：高校生以上100円、65歳以上50円、中学生以下無料
- 10月1日～11月30日：高校生以上550円、65歳以上250円、中学生以下無料
- 12月1日～翌年4月30日：高校生以上100円、65歳以上50円、中学生以下無料
谷津バラ園の行き方
【場所】
〒275-0026 千葉県習志野市谷津３丁目１-１４
【電車でのアクセス】
【お車でお越しの方へ】
京葉道路「花輪インターチェンジ」を降りてすぐ、アクセスが可能です。
谷津バラ園の駐車場情報
専用駐車場を設けておりますが、駐車可能な車両数に限りがあります。
したがって、できる限り公共の交通機関をご利用いただくことをお勧めいたします。
谷津バラ園のペット同伴について
谷津バラ園へのペットとの入園は、キャリーバッグや専用のカートを利用していれば許可されています。
しかし、ペットをリードに繋いだ散歩は、この公園では許可されていない点にご注意ください。
谷津バラ園2024の魅力を紹介
谷津バラ園は、1957年に千葉県習志野市で京成電鉄の手により誕生しました。
元々は東京湾に面した谷津遊園地の一部として開園しましたが、遊園地の閉鎖後、地元の強い要望により1988年に再オープンしました。
現在、この園は約12,600平方メートルの敷地内に、800種類以上のバラが7,500株ほど植えられ、色とりどりの花々が訪れる人々を魅了しています。
園の規模はそれほど大きくありませんが、春と秋には見事なバラが咲き誇り、多くの来園者で賑わいます。
園内には、国際的に評価されるドイツ産のバラをはじめ、歴史ある品種が多く展示されています。例えば、習志野市制50周年を記念して命名されたオレンジ色の「ローズ・５０ならしの」や、「ローズうらら」、「ローズおおさか」などが見られます。
また、プリンセス・サヤコ、ロイヤルプリンセス、ラ・フランス、アキト、クィーンエリザベス、クリスチャンディオール、ゴールドマリー’84など、多彩なバラの品種が楽しめます。
谷津バラ園はバリアフリー対応が整備されており、車椅子利用者にもやさしい施設となっています。園内には噴水を中心とした広場や香り高いバラのアーチがあり、約60メートルにわたるバラのトンネルには休憩用のベンチも設けられています。
さらに、イングリッシュローズコーナーでは、英国のバラの見頃を楽しめるほか、6つの異なる香りを楽しめる香りの庭や、皇室・王室に関連するバラを展示したコーナーもあります。藤棚のような長さ60メートルのパーゴラには、赤やピンクのバラが絡まり、風情を添えています。
6月15日の「県民の日」には入園が無料となる特典もあり、園の入口付近には「読売巨人軍発祥の地」の碑が設置されていて、スポーツの歴史にも触れることができます。
総括
バラが最も美しく咲く時期は5月中旬から6月中旬で、この期間、谷津バラ園は5月1日から6月30日まで無休で開園しています。
副所長の岡野明さんによれば、「今年は3月と4月に多くの雨が降り、気温の変動があったため、バラの色が例年よりも深く鮮やかに咲いています。
特に雨上がりには、バラの香りが園内全体に広がり、訪れる方々に視覚だけでなく嗅覚でも楽しんでいただけるでしょう。バラの魅力を多くの人に感じてもらいたい」と語っています。
