スーパーマーケットのように豊富な品揃えは期待しづらく、好みのブランドや辛さのレベルを選択するのに苦戦するかもしれませんね。
時には、夕ご飯にカレーを作ろうと思っても、カレールーが切れてしまっていることや必要な分量が足りないという状況も起こりえます。
さらに、目的のスーパーまでが遠方であったり、既に営業時間が終了していて購入できない場合もありますよね。
そんな時に役立つのが、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンといった各コンビニエンスストアです。
本記事では、コンビニでカレールーを選ぶ際のポイントや、各コンビニで取り扱っているカレールーの情報について解説します。
カレールーをコンビニで購入する際の6つのポイント
コンビニエンスストアではカレールーも取り扱っていますが、品ぞろえはスーパーマーケットと比べると限られています。
売り場のスペースがコンパクトで、特定の客層に合わせた商品構成が多いため、スーパーのように多岐にわたる選択肢を期待するのは難しいです。
そのため、コンビニでカレールーを購入する際には、次の点に注意してください。
コンビニでのカレールーの選択肢について
コンビニエンスストアの商品棚は限られたスペースしか持たないため、一つの商品カテゴリごとに多様なバリエーションを置くわけにはいきません。
一部の人気商品カテゴリ、例えばカップラーメンや飲料類には例外的に種類が豊富ですが、カレールーのようなそれほど頻繁に売れるわけではない商品は、限られた選択肢しか提供されていないことが一般的です。
したがって、カレールーをコンビニで探す際には、ベストセラーの1, 2の種類に絞られることが多いと認識しておいた方が良いでしょう。特にコンビニでは、ハウス食品のバーモントカレーがよく扱われていることが多いです。
PB製品が主力
全国展開するコンビニエンスストアの多数が、自社のプライベートブランド(PB)の商品を展開しているのが現状です。
プライベートブランド、つまりPBは、そのコンビニが自社のブランドとして有名メーカーに依頼して作らせた製品のことを指します。
カレーのルーもその例外ではなく、各コンビニではPBのカレールーが豊富にラインナップされています。その結果、知名度のある大手メーカーの製品の置かれるスペースが少なくなっているという実情があります。
販売時間と在庫状況
コンビニエンスストアの商品補充は、各店舗のスケジュールや流通の効率によって大きく異なります。そのため、特定の時間帯に店舗を訪れた際には、人気の商品がすでに売り切れている可能性があります。
特に限定商品や人気の高いアイテムは、入荷後すぐに売り切れることが多いです。カレールーのような食品も例外ではなく、特に新商品や特別なフレーバーが登場した際には、迅速に売り切れてしまうことがあります。
多くの選択肢を確保するためには、商品の補充が行われた直後の時間帯を狙って訪れると良いでしょう。また、店員に補充スケジュールを尋ねることで、効率的に商品を購入するタイミングを見計らうことができます。
コンビニでは中辛のみの選択が多い
コンビニエンスストアで提供される商品群は、特に人気の高いアイテムに絞り込まれる傾向があります。それにより、カレールーにおける標準的な
- 甘口
- 中辛
- 辛口
という辛さのオプション3種が常に揃っているとは限りません。特に子供が甘口を好む場面では困ったことに、コンビニでは人気の中辛ばかりが並んでいることが多いのです。
甘口がない場合、はちみつを加えたりといった工夫で味を調節する他ありません。ただし、コンビニのプライベートブランド商品であれば、甘口や辛口も扱っている場合もあります。
コンビニカレールーの小容量
コンビニエンスストアで販売されている有名なブランドによるカレールーは、通常6人分(6皿分)の小容量パッケージで提供されています。
これは、おそらくコンビニの主な顧客層に合わせているためだと考えられます。具体的には:
- 購入者の性別は、男性が全体の約60%を占めています。
- 購入者の年齢層は、30代から50代が大多数です。
このような傾向に合致して、一般的に家庭で大量のカレーを作り存分に楽しむ女性や主婦層は、あまりコンビニでの買い物をしないため、彼らに必要とされる大容量のカレールーを置く必要がないのです。
その結果、独身男性をメインターゲットとしたコンビニでは、小分けされたカレールーがよく見られます。
一方で、プライベートブランド(PB)のカレールーは、少し大きめの8人前(8皿分)サイズで販売されていることもあります。
コンビニでのカレールー価格について
コンビニエンスストアで手に入れることができるカレールーに関して、価格は以下の通りとなっています。
- 主要メーカーから供給されるカレールー(6食分入り):約200円
- プライベートブランドの商品(8食分入り):約130円
比較すると、スーパーマーケットでは同じ大手メーカー製でもやや廉価に購入できることが多いですね。通常、セール等を狙って購入している人にとっては、コンビニの価格設定は少し驚きかもしれません。
大手のコンビニで扱っているカレールーをピックアップ!
有名なコンビニエンスストア3社で取り扱っているカレールーの種類を覗いてみましょう。
セブン-イレブンにおけるカレールーのラインナップ
セブン-イレブンでは、カレー好きの皆様に喜んでいただけるよう、さまざまなフレーバーのカレールーをご用意しています。
まず、ハウスの「バーモントカレー」は、中辛で万人受けする味わい。続いて、セブンプレミアムからは「味わい深いカレー」も中辛で、料理の素材を生かした風味が自慢です。
「マイルドなカレー」は甘口で、お子様や辛いものが苦手な方にもおすすめ。そして、「スパイシーカレー」は、冒険好きな方にぴったりの辛口です。
これらセブンプレミアムブランドの商品は、すべてセブン-イレブンのオリジナルで、どのカレールーも税込127円で8皿分を提供。特にスパイシーカレーは、辛さと深みのバランスが評価され、SNSで話題となっています。
ファミリーマートの取り扱い商品
ファミリーマートでは、プライベートブランドの商品の展開は行っておらず、主に知名度のある大手製造メーカーのカレールーを販売しています。ファミマでは以下の商品群に注力しているようです。
- レトルトカレー各種
- カレーライス弁当(「こだわりカレー」)
- 自家製カレーパン
ローソンにおけるカレールーの取り扱い状況
かつてローソンでは、自社ブランド「ローソンセレクト」の商品ラインナップとしてカレールーを提供していました。
しかし、2024年を迎えた現在、ローソンセレクトのカレールーは取り扱いを終了しており、主に大手メーカーのカレールーのみを扱っています。
また、価格が100円均一の商品が多い「100円ローソン」(ローソンストア100)には、カレールーを含めた様々な商品が販売されています。
総括:カレールー購入の簡単ガイド
コンビニエンスストアではカレールーの取り扱いがありますが、種類や辛さの選択肢は限られています。また、パッケージが小さいため、少々お高めの設定です。
それでも、何かしらの理由でコンビニでカレールーを手に入れようと思うのであれば、セブン-イレブンのプライベートブランド商品がオススメです。こちらの商品は、辛さのバリエーションに富んでいて、中辛・甘口・辛口から選べますし、内容量も8皿分と充実しています。価格もリーズナブルで、スーパーマーケットでの購入と差がないのが魅力的です。
少し自宅から離れているかもしれませんが、セブン-イレブンまで足を伸ばす価値は十分にあると言えるでしょう。