ご家庭にあふれがちな使用済み電池、意外と処理に困りますよね。そんな時、強い味方になってくれるのがヤマダ電機の便利な電池回収サービスです。
しかし、持ち込める電池の種類は限られています。今回は次の内容についてご案内します。
長年一人暮らしをしながら、さまざまな廃棄物の処理に通じた管理人が、細やかに情報をまとめました。
【電池回収】ヤマダ電機が対応する電池の種別と、回収ができない電池
ヤマダ電機では電池の回収を行っていますが、全ての電池が回収の対象となるわけではありません。
回収することができる電池の種類と、回収できない電池の種類についてご注意ください。
充電池とボタン型電池の回収について
ヤマダ電機では、以下に示す2種の電池の回収を行っています。
名称 | 種類 |
---|---|
リチウムイオン電池 | 二次電池(充電池) |
ボタン型電池 | SR〇〇LR〇〇PR〇〇 |
リチウムイオン電池はスマートフォンの電源として利用されています。
次にボタン型電池について:
ボタン型電池には、型番が「LR」や「SR」といった頭文字で始まるものがあります。
使い捨てされる一回きりのマンガン電池やアルカリ電池は「一次電池」と分類されます。
ボタン型電池と容易に混同されがちなコイン型リチウム電池の違いについては、後ほど説明します。
ヤマダ電機では回収できない電池の種類
ヤマダ電機で回収することができないのは、次の2種類の電池です。
名称 | 種類 |
---|---|
乾電池 | マンガン電池、アルカリ電池 |
コイン形リチウム電池 | CR○○○○、BR○○○○ |
「乾電池」とは、以下のような様々な製品に使用される一回使い切りのマンガン電池やアルカリ電池を指します。
また、「コイン型リチウム電池」とは、リチウムコイン電池とも称される小型の電池で、以下の機器に多く使われます。
- 電卓
- 電子体温計
- 携帯ライト
- 炊飯器
- 自動車の電子キー(キーレスエントリーシステム)
- 小型の電子ゲーム
この電池の型番には、CR2032のように頭に「CR」がつくものや、BR2325のように「BR」がつくものがあります。
コイン電池とボタン電池の見分け方
ボタン型とコイン型の電池は外見が似ていて混同しやすい部分がありますが、ヤマダ電機ではボタン型電池のみ回収対象となっており、コイン型リチウム電池は対象外です。
二つの電池を容易に見分けるためのポイントを表にまとめましょう。
名称 | 見た目 | 型番 |
---|---|---|
ボタン型電池 | • 小さくて分厚く、円筒形 | SRLRPR |
コイン型リチウム電池 | • 大きくて平べったく、硬貨のような形 | CRBR |
ちょっと分厚いボタンのような外見をしたボタン型電池と、10円玉などの硬貨に似た平べったい形のコイン型リチウム電池を区別する最もシンプルな方法は、型番の確認は重要です。
ヤマダ電機では、使用済みの充電池やコイン電池の回収サービスを提供
ヤマダ電機では、使用済みの充電池やコイン電池の回収サービスを提供しています。ヤマダ電機を利用する際には、これらの古い電池をどのようにして回収してもらうかの方法があります。
ヤマダ電機を利用して古い充電池やコイン電池をどのようにして回収してもらえるかについて、注視すべき事項を整理しました。
セロテープで絶縁後にお持ちください
使用済みの電池には微量ながら電力が残っていることがあり、ショートや火災の可能性があるため注意が必要です。
特に、ボタン型電池の場合は、セロハンテープを使ってプラス極とマイナス極にしっかり貼り、絶縁する作業を行ってください。その後、電池を袋に入れて、ヤマダ電機の店舗に持っていくようにしましょう。
店舗によって異なる回収ボックスの設置状況
ヤマダ電機各店舗において、電池回収ボックスの設置は店舗ごとに異なります。
いくつかの店では目にすることができますが、見当たらない場合は、スタッフにお問い合わせください。
サービスカウンターで回収を行っているという報告も寄せられています。
電池交換時に限り古い電池を引き取る店舗も
ヤマダ電機の中には、新品の電池を購入する際に限り、使用済みの電池を回収するサービスを提供しているところが存在します。
もし新しい電池の購入を予定していないのであれば、来店する前に電話にて事前確認することをお勧めします。
ヤマダ電機では回収されない電池の正しい処分法
ヤマダ電機では下記の電池を回収していないため、適切な処理方法を知る必要があります。
これらは自治体が定める特別なゴミのカテゴリーに含まれます。そのため、回収ルールは居住地域によって異なります。
ご自身の居住する市町村名と「電池 処分方法」といったキーワードでインターネット検索をすることで、地域に応じた適切な捨て方を確認してください。
総括
さて、改めてヤマダ電機が回収を行っている電池の種類と、受け付けていない電池を見直してみましょう。
ヤマダ電機では、特定の種類の電池を回収しています。リチウムイオン電池やボタン形電池(SR、LR、PRタイプ)が回収可能です。一方で、乾電池(アルカリ、マンガンタイプ)やコイン型リチウム電池(CR、BRタイプ)は回収対象外です。ヤマダ電機は全国に770店舗以上を有しており、広範囲にわたるサービスを提供しています。
ただし、店舗により回収の受け入れ状況に微細な差異が見られることがあります。無用な手間を避けるためにも、訪問前に事前に各店舗への問い合わせをすることが賢明です。